タランチュラ星雲 [日記]
欧州南天天文台(ESO)は7月21日、大マゼラン銀河のタランチュラ星雲にある若い星団「RMC 136a」の中から、観測史上最大の恒星を発見したと発表した。
この恒星は「R136a1」と名づけられ、地球から約16万5000光年離れている。約100万年前に誕生した若い恒星で、誕生時の質量は太陽の約 320倍にもなるという。これまでの理論では、恒星の質量は太陽の150倍ぐらいが限界だと考えられていたが、今回の観測結果はそれを否定する形となった。
また、「RMC 136a」の中から他にも大質量な恒星が発見されており、研究者のポール・クラウザー(Paul Crowther)氏、「これらの星々は人間と異なって、生まれた時は巨大で、徐々に痩せていきます。『R136a1』は既に“中年”にあたり、激しく減量され、現在の質量は太陽の265倍程度です」と述べた。
なお、今回の観測はVLT(Very Large Telescope)に取り付けられた赤外線観測装置によって実現された。
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また、「RMC 136a」の中から他にも大質量な恒星が発見されており、研究者のポール・クラウザー(Paul Crowther)氏、「これらの星々は人間と異なって、生まれた時は巨大で、徐々に痩せていきます。『R136a1』は既に“中年”にあたり、激しく減量され、現在の質量は太陽の265倍程度です」と述べた。
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